5月14日、茨城県内でオウム病の発生が確認されました。
オウム病は、インコ、オウム、ハト等の糞に含まれた菌を吸い込んだり、口移しでエサを与えたりすることによって感染しますので、飼育している鳥との過剰な濃厚接触は避け、世話の後は手洗い、うがいをするほか、野生の鳥とのむやみな接触も避けてください。
オウム病とは
原 因
オウム病クラミジア(病原細菌)
潜伏期間
1から2週間
症状
初期症状は悪寒をともなう高熱、頭痛、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛、呼吸器症状など。軽い場合は、風邪程度の症状であるが、高齢者などでは重症になりやすい。重症になると、呼吸困難、意識障害などがみられ診断が遅れると死亡する場合もある。
治 療
抗菌剤投与
感染経路
インコ、オウム、ハト等の糞に含まれた菌を吸い込んだり、口移しでエサを与えたりすることによって感染する。
感染予防
鳥との接触を避け、むやみに触らない。鳥を飼うときは、ケージ内の羽や糞をこまめに掃除し、世話の後は手洗い、うがいをする。鳥が弱った時や排菌が疑われるときは、獣医の診察を受ける。
感染症法
四類感染症、全数把握疾患(診断を行った医師は保健所に届け出が必要)