若いみなさんに知ってほしい ～プレコンセプションケア～

プレコンセプションケアの3つの目的

1．若い世代の男女が、将来より健康になること

2．若い世代の健康を増進し、より豊かな人生の実現をしてもらうこと

3．健やかな妊娠・出産につなげ、次世代の子どもたちをより健康にすること

今日からはじめる健康のための生活習慣

適正体重を維持しよう

やせも肥満も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。適正体重を維持しましょう。
BMI（体格指数）体重（kg）÷身長（m）÷身長（m）
※適正体重はBMI18.5以上25未満

適度に運動しよう

プレコンセプションケアでは、一週間に150分程度の運動が目安とされています。
ウォーキングや筋トレ、おうちヨガなど、手軽にできるものから始めてみましょう。
生活の中で意識的に身体を動かし、座っている時間を短くしましょう。

ストレスをためないようにしよう

心身の健康を保つためには、睡眠や余暇活動など適度な休養を取ることが必要です。
また、過度なストレスは不安や抑うつの原因にもなります。まずは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。
ストレスと上手に付き合い、自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。

バランスの良い食事をとろう

一日3食、主食・主菜・副菜をそろえること、一日のどこかで果物と乳製品を取り入れることが基本です。
赤ちゃんの先天性異常の予防のため、妊娠を希望する方は緑黄色野菜や果物、サプリメントから葉酸を摂取しましょう。

禁煙しよう・受動喫煙を避けよう

喫煙はたくさんの病気を引き起こし、不妊症のリスクが増加したり、胎児の発育にも影響したりします。
特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は、流産・早産・低出生体重児などのリスクを高めるので、パートナーや周囲の人たちも一緒に禁煙しましょう。

アルコールに注意しよう

飲みすぎは生活習慣病のリスクを高めます。適度な飲酒量について正しい知識を持ちましょう。
特に妊娠中の飲酒は、胎児の発育に悪影響を与えるので禁酒しましょう。

感染症を予防しよう

親子（母子）健康手帳でワクチン接種歴を確認し、未接種であればワクチンを受けましょう。
→妊娠を希望する女性等の風しんワクチン（常陸大宮市）

性感染症は性交渉で感染するため、性行為ではコンドームを使用しましょう。
気になる場合は、パートナーとともに検査や治療を受けましょう。
→性感染症検査・肝炎検査について（ひたちなか保健所）

ヒトパピローマウイルス（HPV)は、子宮頸がんの主原因でもあります。
20歳以上の女性は、毎年子宮頸がん検診を受診しましょう。
→けんしん（健診・検診）案内（常陸大宮市）

プレコンセプションケア・チェックシート

すてきな自分になるために、未来の家族のために、できることから始めて、1つずつチェック項目を増やしていきましょう。

・女性用チェックシート

・男性用チェックシート

・引用：国立成育医療研究センター「プレコンセプションケアセンター」