臨時休館のおしらせ
〇令和6年12月16日~令和7年1月3日の期間は、展示の入替えのため休館しております。
常設展示〈常陸大宮の人々のあゆみ〉
市内の歴史資料や遺物を展示しています。那珂川・久慈川という二つの大河と豊かな山林資源に恵まれた常陸大宮市域には、古くから多くの人々が暮らしを営んできました。旧石器時代から、縄文・弥生・古墳時代と、重要な遺跡が多数存在します。古代の律令政権下の地域社会や中世の佐竹氏一族の争い、近世には水戸藩領となり、維新の動乱を経て近代に至る、当市域のあゆみを紹介しています。
豊饒の台地
常陸大宮市には現在わかっているだけでおよそ400以上の遺跡があります。その中から縄文時代の大集落だった坪井上遺跡出土の硬玉(ヒスイ)製大珠、小野天神前遺跡や富士山遺跡、国指定された泉坂下遺跡、一騎山古墳から出土した土器類、埴輪などをはじめとする豊富な考古遺物を展示しています。
戦乱の世
中世には市内各地に佐竹の家臣や陪臣の城が築かれました。同時代の画僧雪村周継は部垂村田郷(市内下村田)で誕生し、数々の水墨画の傑作を残したことで知られています。また、市内下町に伝わる獅子頭は一人立三匹獅子舞の頭としては最古の銘を持つものとして注目されます。
水戸藩領時代の常陸大宮
近世の常陸大宮地域は水戸藩の領地となりました。市内に残る水戸藩の三大江堰を築いた永田茂衛門・勘衛門父子の業績や、当時の庶民の教育機関であった郷校の資料を展示しています。また市内には各地に農村歌舞伎の舞台や道具類が伝承されており、中でも組み立てを復活させた西塩子地区の舞台幕には文政3年の銘があり、現存最古の歌舞伎舞台といわれています。
体験・講座
当館では皆様のご要望に応じて、さまざまな出張講座、体験講座、館内案内などを行っています。下記のしおりに内容例などがございますのでご覧ください。
地域のイベントや学校授業、調べものなどにぜひ資料館をご活用ください。
※ご利用を希望する方は、事前に資料館にご連絡の上、下記の関連ファイルダウンロードから「利用計画書」または「派遣依頼」を作成してご提出をお願いいたします。
館内でできる拓本体験〈所要時間10分から30分〉
本物の土器の破片を使った拓本体験ができます!1人からOK〔無料〕
※ご希望の方は事前にお問い合わせの上ご来館ください。イベント等で対応できない場合がございます。
利用案内
開館時間
午前9時から午後4時30分まで
休館日
祝日・毎週月曜日・毎月末・年末年始(12月29日から1月3日まで)・その他必要と認めた日
入館料
無料
アクセス
JR水郡線常陸大宮駅下車
徒歩5分 常磐自動車道那珂インターチェンジから約20分
常陸大宮市役所・文化センター・図書情報館隣
お問い合わせ
常陸大宮市 歴史民俗資料館
電話番号:0295-52-1450
ファクス番号:0295-52-5233