生活騒音とは
日常生活を営む上で発生する音で、特にその音をうるさいと感じる人がいればそれは生活騒音となります。そのため、日常生活を営む上で発生する音のすべてが生活騒音となる可能性があり、すべての人が加害者にも被害者にもなり得ます。
主な発生源・騒音を減少させる措置
テレビ・ステレオなど
工夫・対策例
- ボリュームに注意し、深夜や早朝は特に控えめにする
- 場合によってはイヤホン等を使用する
ピアノなどの楽器
工夫・対策例
- 深夜や早朝の演奏は避ける
- 窓を閉めるようにし、防音カーテンなどを利用する
- 窓を二重サッシにする、防音装置を設置する
- 防振ゴム・防音マット等を敷き、建物の壁・床等への伝搬を防ぐ
洗濯機・掃除機など
工夫・対策例
- 深夜や早朝の使用は避ける
- 壁から離し、防振ゴム・防振マット等を敷く
- 低騒音・低振動の機種を選定する
エアコンの室外機など
工夫・対策例
- 隣家から離して設置する
- 異音を感じた場合、早急にメーカーのメンテナンスを受ける
ボイラー・給湯器など
工夫・対策例
- 異音を感じた場合、早急にメーカーのメンテナンスを受ける
- 低騒音の機種を選定する
解決にむけて
生活騒音について、法律や条例による規制基準はありません。日常生活を営む上で発生する音に対して規制基準を設定すると、必要以上に個人の行動を制限することにつながる可能性があるためです。その一方、生活騒音の発生源は日常生活の中にあるため、まったく出さないということもできません。ゆえに、一人ひとりが近所に配慮し、モラルを守るよう気を付けていくことが大切です。
もし苦情を言われてしまったら感情的にならず、相手の話を真摯に受け止め、改善に努めてください。また共同住宅であれば大家・管理組合に相談するなどし、円満な解決を目指してください。
なお、常陸大宮市社会福祉協議会で常陸大宮市心配ごと相談所を毎週水曜日に開設しており、事前予約制ではありますが月2回ほど弁護士相談を行っておりますので、ご利用ください。詳細につきましては、常陸大宮市社会福祉協議会にお問い合わせください。
- 常陸大宮市社会福祉協議会:心配ごと相談
電話番号:0295-53-1125