○常陸大宮市国民健康保険居所不明被保険者資格喪失確認事務処理要領

平成16年10月15日

訓令第132号

(趣旨)

第1条 この要領は,国民健康保険の適正な運営を図るため,住所又は居所の不明な国民健康保険の被保険者(以下「被保険者」という。)の居住の有無の調査及び被保険者資格の喪失確認の事務処理に関し,必要な事項を定めるものとする。

(調査対象者)

第2条 調査の対象となる被保険者は,次の各号に定めるものとする。

(1) 国民健康保険税納税通知書,督促状等の返戻者

(2) 国民健康保険資格確認書(以下「資格確認書」という。)の未更新者

(3) その他調査が必要と認められる者

(調査の内容)

第3条 被保険者の居住の有無を明らかにするため,次の各号に掲げる事項を調査するものとする。

(1) 資格確認書の更新等の状況

(2) 国民健康保険の給付状況

(3) 国民健康保険税の納付状況

(4) 住民基本台帳の異動等の状況

(5) 市民税の申告納付状況

(6) 水道料金,電気料金等の納付状況

(7) その他市長が必要と認める事項

2 前項の規定による調査のほか,必要に応じて現地調査を行うものとする。

(不現住被保険者の認定)

第4条 前条に規定する調査の結果,被保険者が転出している事実又は居住していない事実(以下「不現住」という。)が明らかになったときは,当該被保険者を不現住被保険者と認定するものとする。

2 前項の規定による不現住被保険者の認定日は,転出している事実が確認できる者についてはその転出日とし,転出日が不明な者については,調査資料から客観的にみて居住しなくなった事実が判断できる日とする。

(住民基本台帳の処理)

第5条 前条の規定により不現住被保険者の認定をしたときは,国民健康保険主管課又は国民健康保険税の課税主管課から,住民基本台帳主管課に関係資料を回付の上調査を依頼し,住民基本台帳主管課は,現状を十分把握し,慎重に実態調査をした上で,その事実が明らかとなったときは,当該不現住被保険者に係る住民票の職権による消除を行うものとする。

(被保険者資格の喪失処理)

第6条 前条の規定により住民票の職権による消除が行われたことを確認したときは,国民健康保険被保険者台帳にその処理が行われた日(以下この条において「資格喪失日」という。)及びその理由を記載し,当該不現住被保険者の資格喪失日以降に係る国民健康保険税の調定取消しの処理を行うものとする。

(住所が確認できた者の措置)

第7条 第3条の規定による調査により被保険者の転出先又は転居先の住所等が確認できたときは,当該被保険者に対し,住所変更及び資格喪失届の手続を行うよう指導するものとする。

(帳簿等の整備)

第8条 第6条の規定により被保険者資格喪失の処理を行ったときは,次の各号に掲げる帳簿等を調整し,常に整備しなければならない。

(1) 居所不明被保険者の調査対象簿及び管理簿(様式第1号)

(2) 居所不明被保険者調査台帳(様式第2号)

(3) その他関係書類

2 帳簿等の保存期間は,5年とする。

(補則)

第9条 この要領に定めるもののほか,被保険者資格の喪失確認の事務処理につき必要な事項は,別に定める。

この訓令は,平成16年10月16日から施行する。

(令和7年訓令第22号)

この訓令は,公布の日から施行し,令和6年12月2日から適用する。

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常陸大宮市国民健康保険居所不明被保険者資格喪失確認事務処理要領

平成16年10月15日 訓令第132号

(令和7年4月10日施行)