常陸大宮市は30年前から今日までの間に、人口は7割、事業所数は6割、商業事業所数は4割5分まで減少しています。子どもたちが将来も地元に残りたいと思えるまちにするにはどうすればよいか――。私はその対策を模索する中で、市民有志から「地層処分」について問いかけられたことがありました。「地層処分」について自分なりに勉強を重ね、私はこの一大国家プロジェクトを、これからのまちづくりの選択肢の一つとして、まず議論の俎上に載せることが大事だと考えていたところ、今回、国から「高レベル放射性廃棄物の地層処分」に係る文献調査の申入れがありました。
市民の安全を最優先に考えたとき、議論の第一歩となるのが「文献調査」です。データがない中で頭ごなしに否定するのではなく、既存のデータ等から適地かどうかを詳細に調べるこの調査を行ってこそ、初めて精密な議論ができるはずです。私は、そのきっかけをつくり、しっかりと未来の世代に議論の余地を残したいという思いから、「前向き」という言葉を使ったものであります。
今回の文献調査の申し入れに関して、議員や市民の皆様から多くのご意見をいただきました。いただいたご意見を精査いたしましたところ、その要点は次の3点であります。
・なし崩し的に最終処分地にされてしまうのではないかという懸念
・農業や観光業などへの風評被害への懸念
・国やNUMOから説明や第三者的な専門家の説明を聴く機会の確保
このようなご意見に接し、私はこれを重く受け止め、これらに対する国の考え方を確認し、その結果を踏まえて適切に判断していくとの考えに至りましたので、その旨をご報告させていただきます。
令和8年9月18日第3回市議会定例会における市長発言要旨
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- 【更新日】2026年9月19日
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