西塩子の回り舞台

回り舞台2

「西塩子の回り舞台」は、茨城県常陸大宮市西塩子地区に伝えられてきた、江戸時代後期の道具ものこる組立式の農村歌舞伎舞台です。舞台、回り舞台、花道の床板などの部材と、舞台背景や各種の幕などの道具を保有し、組立てごとに柱や束に使用する材木200本余と、屋根に用いる真竹300本余を切り出して舞台の材料とし、1ヶ月以上をかけて客席の間口・奥行きとも20メートルほどの舞台を組上げます。組立てに労力を要するためか、芝居はもっぱら買い芝居でした。かつては、公演終了後、舞台に使用した材木等を売り払って祭礼の費用にあてていましたが、現在では材木は保持し、竹の切り出しのみ行なって組立てています。公演後、舞台はわずか1日で解体され、会場はもとの静かな空き地に戻ります。

イベント開催時期

原則3年に一度開催
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  • 【ID】P-3004
  • 【更新日】2021年12月29日
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