第18回文書館カレッジ 「記録が伝える戦争と地域社会」を開催します
文書館では、館の活動の周知や利用拡大を図るため、市内に伝わる資料や文化財など、身近な歴史をテーマにした講演形式による歴史講座を開催しています。第18回となる今回は、戦後80年を迎えるにあたり、当時の人々がどのように戦争と向き合っていたのか、残されたわずかな資料をもとに解説していきます。
また、講演内容に関連して、ペリリュー島の戦いを舞台とした劇場版『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』(配給:東映)の原画展コーナーをあわせて設置します。ぜひお越しください。
『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』書影(©武田一義/白泉社)
題目および講師
- 「歩兵第二連隊とペリリュー島の戦い」 講師:石井裕(学習院大学史料館客員研究員/常陸大宮市史編さん委員会近現代史部会)
歩兵第二連隊は明治7年に創設され、同42年に水戸に兵営を移転しました。「郷土部隊」として親しまれ、昭和19年にペリリュー島で玉砕するまでの同連隊の歴史を、関係史料を中心に見ていきます。 - 「第二次世界大戦時常陸大宮の銃後-村葬と慰霊を中心として-」 講師:有薗舟仁(常陸大宮市史編さん委員会近現代史部会)
戦時中の日本は直接戦場とならなかった地域であっても、戦争を支えるための様々な活動とは無関係ではありませんでした。地域に残る史料や慰霊碑を通して、常陸大宮の銃後の様子を見ていきます。
期日
令和7年8月3日(日曜日)
午後1時30分開演(12時30分開場)
会場
緒川地域センター 文化ホール(常陸大宮市上小瀬1259)
申込方法
申込み不要(入場無料)
お問い合わせ
常陸大宮市文書館
電話番号 0295-52-0571
ファックス 0295-52-0851
メール bunsho@city.hitachiomiya.lg.jp