常陸大宮市史編さん事業の本格始動に伴い、平成28年9月発行の「広報常陸大宮」から、市史編さんだよりの連載をスタートしました。
常陸大宮市史編さんだよりvol.85
常陸大宮市の新たな江戸時代像を描く1冊 『常陸大宮市史 資料編3 近世1』を発刊しました
常陸大宮市の江戸時代の歴史資料を調査・研究した『常陸大宮市史 資料編3 近世1』を発刊しました。藩と村、生業、災害、信仰などの関係資料計563点を活字化し、掲載しています。私たちの地域のルーツをたどる、必見の基礎資料集です。
仕様など詳細は下記URLよりご確認いただけます。↓
https://www.city.hitachiomiya.lg.jp/kurashi_gyousei/kankou_bunka/history/sishihensan/page009460.html
本巻を担当した近世史部会長・添田仁さんから
常陸大宮市の近世の歴史資料を収録した『常陸大宮市史 資料編3近世1』は、近世の資料編二巻のうちの一巻目です。
本巻には、慶長7年(1602)の佐竹氏の国替え以降、江戸時代の常陸大宮に関する古文書563点及びカラー口絵50点を掲載しています。水戸藩の支配と領民、村の運営と村役人の役割、農業と特産物の流通、山野や湖川の資源利用、暮らしのなかの祈りと信仰といったテーマごとに、地域社会の豊かな営みを伝える史料を厳選しました。徳川光圀の領内視察や西ノ内紙の生産・販売、そして久慈川・那珂川の江堰など、身近な歴史や史蹟にかかわる古文書も数多く紹介しています。ぜひ一度手に取ってみてもらえればと思います。
▲︎高部地区での調査
▲︎諏訪神社(野上地区)での古文書調査
▲西ノ内紙生産地等現地見学