市では、東海第二発電所における万が一の原子力災害に備え、令和6年12月1日(日曜日)に常陸大宮市原子力災害広域避難訓練を実施しました。
実施日時
令和6年12月1日(日曜日)午前8時00分から正午頃
対象地区
上野地区(下岩瀬、上岩瀬、根本、泉、宇留野台、宇留野圷)
訓練想定
12月1日(日曜日)午前7時頃、茨城県北部沖を震源とする地震が発生した。東海第二発電所では、地震により原子力事故が発生し、内閣総理大臣から緊急事態宣言が発出された。常陸大宮市では、市内のUPZに屋内退避の措置を実施する。その後、放射性物質が放出され上野地区に一時移転を指示する。
訓練内容
災害対策本部訓練
災害対策本部訓練では、東海第二発電所からの通報を受け、事故発生から一時移転に至るまでの緊急事態区分に応じた情報収集や状況判断、意思決定を行い、市民に対する情報伝達の手順、内容を確認しました。
災害情報伝達訓練
当日は、市から防災行政無線等(市ホームページ、ひたまるアプリ、SNS等)で災害情報を配信しました。
UPZ住民屋内退避訓練(上野地区全市民対象)
訓練対象
上野地区の住民
内容
防災行政無線等による「屋内退避指示」を合図に、自宅で、窓を閉める、換気扇を止めるなど、外気を遮断するなどして、屋内退避訓練を実施しました。また、下岩瀬新農村集落センター及び宇留野圷農村文化伝統館を自宅に模して屋内退避のしかたを実際に体験しました。
UPZ住民広域避難訓練
訓練対象
上野地区の訓練参加者※事前に参加申出のあった方
内容
防災行政無線等による「広域避難・一時移転指示」を合図に、自宅から一時集合所(上野小学校体育館)へ移動し、受付や安定ヨウ素剤の緊急配布の要領を確認しました。
下岩瀬新農村集落センター及び宇留野圷農村文化伝統館では、要支援者を福祉車両で避難させる行動を確認し、逃げ遅れ者を想定して陸上自衛隊の車両による搬送訓練を行いました。
その後、手配されたバス等で広域避難先である栃木県那須烏山市(みなし御前山地域センター)に向けて出発しました。移動の途中では避難退域時検査を受け放射性物質が車両や衣服等に付着していないかを確認し、御前山地域センターへ向かいました。