自治体として初めての開催
令和6年11月8日(金曜日)秋晴れの空のもと常陸大宮市文化センターにおいて第2回目のフォーラムを開催しました。
地方自治体で開催するのであれば、全国の皆様の取組のきっかけとなるような具体的なテーマが望ましいと考え、本市の特長である行政とJAの連携を掲げることにしました。本市のオーガニック給食化がわずか2年の間で加速的に進んでいる大きな理由にJA常陸との連携があります。全国的にオーガニック給食を実現していくためにJAの果たす役割は大きいのではないか。国際情勢、国内情勢の基調講演とともに取組事例の発表、パネルディスカッションを行いました。
- テーマ
もっと広がれ!オーガニック給食
~JAも一緒に給食を変えよう~
オーガニック給食を目指すみんな大集合!
協働してくださった方々
開催するにあたり第1回フォーラムを主催したオーガニック給食マップ、NPO法人メダカのがっこう、全国オーガニック給食協議会、JA常陸、JA茨城県中央会の皆さんと毎月のように運営委員会を重ね、フォーラムの形を描き、それを実現化してきました。会議が白熱することもありましたが、フォーラムを開催してオーガニック給食化を推進していこうという皆さんの思いは同じで、多くの議論を交わしながら進めてきました。
また、拡大運営委員会を開催し、全国からオンラインで多くの賛同者にご参加いただきました。拡大運営委員会に参加してくださった皆様には、SNSやチラシでの情報発信の協力をいただきました。
参加者
公共交通が充実していない本市に全国から参加者が集まるのか...開催が決まった時から一番の心配事でした。
しかし、当日になってみると、参加者は会場912名、オンライン240名、サテライト39会場となり、全国からたくさんの皆様が参加してくださっていました。会場の満席に近い様子を見て、距離をものともしない全国の皆さんのオーガニック給食にかける熱い思いに触れ、事務局も胸が熱くなりました。
プログラム※敬称略
- 開会
開会のことば
主催者挨拶
来賓挨拶
来賓紹介 - 基調講演
東京大学大学院農学生命化学研究科特任教授:鈴木宣弘
「給食が拓く子どもたちの未来~行政、協同組合の役割」
国際ジャーナリスト:堤未果
「いのちの給食が世界を変える~私たち大人が手渡せるもの」 - オーガニック給食を実現したJAからの報告
JA東とくしま参与:西田聖
JA常陸 代表理事組合長:秋山豊 - 常陸大宮市の事例発表
コーディネーター
JA茨城県中央会:萩谷茂
常陸大宮市学校給食オールスターズ(本市のオーガニック給食を支えるメンバー)
学校給食センター所長:大高康男
栄養教諭:植田琴
(株)カモスフィールド:横山慎一
水稲、ポワロー農家:野上勉
JA常陸:小林美雪
市農林振興課:疋田徹治 - パネルディスカッション
子どもたちを守り、地方を輝かせる環境時代の給食とは
~各地で活躍する女性たちにきく~
ファシリテーター:島村菜津(ノンフィクション作家)
パネリスト:
勝野美江(農林水産省大臣官房審議官(兼経営局))
野々山理恵子(前パルシステム生活協同組合連合会副理事長)
米山立子(白山環境給食まちづくり協議会)
横田祥((有)横田農場) - JA組合長からメッセージ
オーガニック給食フォーラムに参加されたJAの代表者が登壇し、有機農業、オーガニック給食に対する考えや取組を発表されました。
登壇されたJAの皆様(登壇順)
JA水郷つくば 代表理事組合長:池田正
JA新ひたち野 代表理事組合長:細谷博之
JA水戸 代表理事専務:海老沢幸洋
JAつくば市 代表理事組合長:関善幸
JA北つくば 代表理事組合長:川津治
JA茨城県中央会 代表理事会長:八木岡努
JA東とくしま参与:西田聖
JA馬路村 理事:長野桃太
JAぎふ 代表理事組合長:岩佐哲司
日本の種を守る会顧問:萬代宣雄
JA富山市 常務理事:北野洋子
JA常陸 代表理事組合長:秋山豊 - 閉会
閉会のことば
第3回全国オーガニック給食フォーラム開催地である栃木県小山市の浅野正富市長に無事にバトンをお渡ししました。
次回は再来年(令和8年)開催予定です。