地球温暖化の防止は、地球規模での課題であり世界各国で対応が求められ、化石燃料の消費に排出される温室効果ガスの排出量削減の取組を行っていますが、地球の温暖化は進行しており、気温の上昇やゲリラ豪雨の頻発など異常気象が起こっています。
このような状況を踏まえ、2015年に合意されたパリ協定では、「産業革命前からの世界の平均気温上昇を2℃未満に抑え、可能ならば1.5℃未満に抑える努力をする」との目標が国際的に広く共有されました。その後、2018年に公表されたIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の特別報告書では、この目標を達成するためには、「2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする必要がある」と示されました。
環境省では、こうした目標の達成するため、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を表明した地方自治体を「ゼロカーボンシティ」として国内外に向け広く発信することと、その表明を全国の自治体へ呼び掛けています。
こうしたなか、本市も加盟する関東甲地域の40団体(73市町村)と民間事業者2社で構成(2020年4月時点)される「廃棄物と環境を考える協議会」において、ゼロカーボンシティ宣言を共同表明しました。
本市も「常陸大宮市環境基本計画」及び「常陸大宮市役所地球温暖化対策実行計画」に基づき、市民・事業者・行政が協働・連携して、脱炭素に向けた取組を推進していくことと、新たな施策・取組を検討しながら、「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」を目指してまいります。