水道水における有機フッ素化合物（PFOS・PFOA）

最新情報

• 令和6年11月29日、国は全国の水道水におけるPFOS及びPFOAの検出状況等を取りまとめて公表しました（令和2年度から令和6年9月30日時点までの結果）。
  【環境省・国土交通省】水道におけるPFOS及びPFOAに関する調査の結果について （水道事業及び水道用水供給事業分）

PFOS・PFOAとは

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。

PFASの中でも代表的なものとして、PFOS（ペルフルオロオクタンスルホン酸）とPFOA（ペルフルオロオクタン酸）があり、フライパンの表面加工や撥水剤、消火剤など幅広い用途で使用されてきました。しかし、PFOSとPFOAは、熱や薬品に強く、環境中で分解されにくい蓄積性の高い物質であり、健康影響の懸念から、現在では国内での使用や製造等が原則禁止されています。

PFOS・PFOAの水道水質基準

水道水におけるPFOS及びPFOAについては、国において「水質管理目標設定項目」と位置づけられ、暫定目標値「50ng/L※1（PFOS及びPFOAの合算値）以下」が設定されました。目標値は、「50kgの人が、一生涯にわたり1日2Lの水を毎日摂取し続けても、健康への悪影響がないと推定される濃度」として算定されています。

※1：ng/Lとは、水1リットルあたり10億分の1グラムの物質が溶解していることを表します。

PFOS・PFOAの水道水質検査結果

現在、常陸大宮市では、水道水におけるPFOS及びPFOAの水質検査を定期的に行っています。
全ての採水地点にて、暫定目標値を下回っており、常陸大宮市の水道水の安全性を確認しております。

以下のとおり、最新の水質検査結果をお知らせします。
PFOS・PFOA検査結果 [PDF形式／66.38KB]

よくあるご質問

Q．常陸大宮市の水道水の水源を教えてください。

常陸大宮市の水源は、各浄水場により異なります。下の表よりご参照ください

Q．常陸大宮市の水道水は安全ですか。

常陸大宮市では、水道水におけるPFOS及びPFOAの水質検査を定期的に行っています。
全ての採水地点にて、暫定目標値を下回っており、常陸大宮市の水道水の安全性を確認しております。
また、水道法に定められた水質基準を遵守しておりますので、安心して水道水をご使用ください。

Q．PFOSとPFOAは送水過程で増えないのですか。

PFOSとPFOAは送水過程で増えるものではありません。

Q．PFOSとPFOAは人にどのような健康影響を及ぼしますか。

人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫などに影響すると報告されています。
しかし､どれくらいの量が身体に入ると影響が出るのか、確かなことは分かっていません。
そのため、世界中で様々な研究が行われており、日本国内では環境省と厚生労働省が、専門家による検討を進めているところです。

Q．歯磨き粉などに含まれているフッ素は有害ですか。

歯磨き粉などに含まれている無機フッ素化合物と、PFOSとPFOAなどの有機フッ素化合物（PFAS）は全く異なる物質です。
無機フッ素化合物は、フッ化ナトリウムなどのフッ化物であり､厚生労働省でも公衆衛生的に優れたむし歯予防としてフッ化物洗口（うがい）を推奨しております。

その他

【参考】環境省作成「PFOS・PFOAのリーフレット」

〇 環境省「 PFOS・PFOA とは？」

【参考】環境省作成「PFOS、PFOAに関するQ＆A集」

〇 環境省「PFOS、PFOA に関するQ＆A集」

【参考】有機フッ素化合物（PFOS・PFOA等）に関する国内の動き

〇 環境省「有機フッ素化合物（PFAS）について」

〇 環境省「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」